2014年1月30日木曜日

女子中高生の理系進路選択支援事業

読み方:じょしちゅうこうせいのりけいしんろせんたくしえんじぎょう
別名:女子中高生理系進路選択支援事業

科学技術振興機構(JST)が実施している、「女子中高生の科学技術分野に対する興味・関心を喚起し、理系への進路選択を支援する」ことを目的とした事業。一般的には、「理系女子(リケジョ)」を支援・促進するプログラムとしても知られている。

女子中高生の理系進路選択支援事業は平成18年度から、当初は文部科学省の事業として開始されたが、平成21年度からは科学技術振興機構に移管された。本事業は、採択された大学や研究機関などへの委託という形で行われている。平成25年度事業では、委託期間を1年として、各受託機関に300万円までの資金が支給された。

女子中高生の理系進路選択支援事業の受託機関が行う具体的な活動としては、理系を選択した大学生・大学院生や女性研究者・技術者などとの交流イベントや、出前授業、オープンキャンパス、研究室見学(オープンラボ)、実験教室、合宿などの例を挙げることができる。それらの具体的な活動を通じて、女子中高生の理系分野に対する興味や関心を高めるとともに、理系キャリアのイメージを持たせることが主な目的とされている。また、受託機関に対しては、女子中高生だけではなく、進路選択に関わる保護者や教師なども対象に含めた取り組みになるよう留意することが求められている。

なお、女子中高生ではなく女性研究者に対する支援の取り組みとしては、科学技術振興機構により「女性研究者研究活動支援事業」が行われている。

関連サイト:
女子中高生の理系進路選択支援事業 - 科学技術振興機構
女子中高生の理系進路選択支援事業 - 文部科学省