2014年1月24日金曜日

中陰線

読み方:ちゅういんせん

ローソク足の陰線のうち、大陰線よりも短く、かつ、小陰線よりも長い陰線のこと。

中陰線は、大陰線のように始値と終値の差が大きく開いた状態ではなく、また、小陰線のように始値と終値の差が小さく開いた状態でもない陰線のローソク足である。

中陰線をはじめ、大陰線、小陰線のそれぞれには数値の定義はない。一般的には、始値と終値の差が、株価のおよそ10%以上ある場合を大陰線と呼び、数%程度の場合を小陰線と呼ぶことが多い。よって、中陰線は、始値と終値の差が数%から10%程度の範囲に納まる陰線となる。

中陰線は、出現した位置やヒゲの有無などから相場を予測することができる。例えば、高値圏で上ヒゲの長い中陰線が出現した場合は、天井圏を示すことが多い。また、「鷹返し」と呼ばれるローソク足を形成した場合には、下げ相場への転換点となる。なお、安値圏で下ヒゲの長い中陰線が出現した場合は、底値圏を示すことが多い。