2020年6月30日火曜日

BCP

別名:Business Continuity Plan
別名:事業継続計画

BCPとは、BCPの意味

BCPとは、Business Continuity Planningの頭文字をとった言葉であり、事業継続計画のこと。災害など有事の際に、企業が被る被害を最小化し、活動を継続していくための対策を指す。平常時にリスク分析と事業分散をしておき、緊急事態発生時の指針となる復旧計画をあらかじめマニュアル化しておくことで、即座に発動できるよう各企業が取り組んでいる。

日本におけるBCPへの取組

BCP(事業継続計画)は、2020年のコロナ禍以前から大企業を中心に取り入れられてきた。地震大国である日本では、自然災害への懸念が大きく、事業継続計画が比較的積極的に行われてきた背景がある。データセンターやサポートセンターといった顧客サービスに直結する事業は、業務を一極集中ではなく、地域に分散されるといった対策を講じてきた。

一方で、新型コロナウィルスのような新種のウイルスへの対策は十分とはいえなかった。疫病は地震、水害、火災、テロとは異なり、長期的かつ広範囲への影響が懸念されている。よって、事業系継続計画においても、損害を最小限に抑えるための初動だけでなく、中長期的な視点で対策を行う必要がある。また、これまでBCPは大企業が率先して行ってきたが、コロナ禍においては経営基盤が脆弱な中小企業こそ計画の検討と早急な対応が求められている。