別名:新型コロナショック
コロナショックという言葉は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的な感染拡大に伴う形で発生した世界的な株安(株価暴落)の通称。あるいは、その株価大暴落も含めて新型コロナウイルス感染症が社会経済にもたらした経済的打撃や景気悪化の総称。
「コロナショック」が経済の分野で多く用いられる表現であるのは、この語が2000年代後半に発生した「リーマンショック」になぞらえた表現であるためと解釈できる。
2020年2月から3月末頃までの間に、アメリカ、中国、日本、欧州など世界各地の証券取引所で株価指数が史上まれに見る下げ幅を記録した。
コロナショックが生じた要因には、新型コロナウイルスが世界中に蔓延しつつある先行きの見通せない状況が不安視されたこともあるが、感染症の拡大を阻止するための措置として各都市がロックダウン(都市封鎖)をはじめとする経済活動の停止に踏み切ったこともある。経済活動が部分的に停止されたことで人々の経済活動が制限され、その結果として経済活動がますます縮小する、という悪循環も懸念されている。