2020年6月30日火曜日

国家非常事態宣言

読み方:こっかひじょうじたいせんげん

国家非常事態宣言とは、国家非常事態宣言の意味

国家非常事態宣言とは、緊急の状況の際に国が発令する宣言、布告のこと。日本の場合は、緊急事態宣言が国家非常事態宣言に該当する。宣言の対象になる非常事態には、感染症の流行や自然災害、戦争やテロなどが挙げられる。日本の緊急事態宣言は、新型コロナウイルス感染拡大にともなって2020年の4月に発令されている。宣言が発令される際には、公共放送でサイレンが鳴ることもある。

アメリカ合衆国における国家非常事態宣言

アメリカ合衆国の国家非常事態宣言は、2001年のアメリカ同時多発テロ事件や2005年のハリケーン「カトリーナ」による災害、2020年の新型コロナウイルスの大流行などの際に発令されている。国家非常事態宣言では、国民に非常事態への注意を喚起するとともに、国が社会生活に制限を加え、被害を最小限に抑えることを目指す。

アメリカ合衆国の場合は、「国家非常事態法」に基づいていることが宣言発動の条件になっている。ちなみに日本では、「新型インフルエンザ等対策特別措置法」などの法律に基づいていることが宣言発動の条件である。アメリカ合衆国で国家非常事態宣言が発令されると、社会生活が大幅に制限されることがある。外出自粛などの要請や指示の違反者には罰則が適用され、必要な場合は都市封鎖も行われる。日本は、アメリカ合衆国とは異なり、宣言が国民へのお願いのレベルに留まっており、要請や指示に違反をしても特に罰則はない。