読み方:いんせいはんのう
陰性反応とは、陰性反応の意味
陰性反応とは、生化学、細菌学などの知見に基づいた医学の検査などで、病毒などの刺激に対して反応が見られないこと。例えば、インフルエンザ検査で陰性だった場合は「感染していない」ことを示す。対義語として「陽性反応」があり、検査結果は陽性、陰性どっちの言葉かで表現される。ただし感染していても陰性反応が出る場合もあり、検査の精度を示す的中率や的中度が重要である。陰性的中率が0.01%の検査で陰性反応が出た場合、その病気にかかっていない確率は非常に高い。
陰性反応の判定が出る検査
陰性反応、陽性反応といった判定が出る検査としては、インフルエンザ検査をはじめ、妊娠検査、ツベルクリン反応検査、そしてHIVや風疹などの各種抗体検査が挙げられる。「陰性」の語義は「消極的」「反応がない」「何も見つからない」ことを意味し、陰性反応は検査結果に対し、反応が「ない」ことを表す言葉である。インフルエンザ検査では「感染していない」ことを示し、妊娠検査では「妊娠していない」こと、各種抗体検査では「抗体がない」ことを示す。ただし、検査結果が陰性であっても感染しているなど、真には陽性であることがある。これを偽陰性と呼ぶ。対となる表現に偽陽性があり、どちらも検査結果と真の状態が異なる場合を表す。検査結果が信頼できるかどうかは的中率で示せ、検査結果が陰性である場合に真の陰性である確率が高い場合、陰性的中率が高いと表現する。検査結果が真であるかどうかは的中率で表すことができ、陰性的中率は真陰性の数や検査陰性の数で計算可能である。