2020年7月10日金曜日

赤口

読み方:しゃっこう
読み方:しゃっく

赤口とは(定義)

赤口とは、「六曜」のひとつで、陰陽道の赤舌日(しゃくぜつにち)と赤口日がまざったとされている日のこと。「赤口日」は陰陽道において八嶽卒神が支配する日とされており、公事、訴訟、契約の凶日という。赤口は基本的に凶日だが、正午の前後のみはいい日とされている。読み方は「しゃっこう」もしくは「しゃっく」である。赤口はお祝いに関しては凶日だが、葬式は特に問題ないとされる。

赤口の吉凶(入籍、挙式、引越し、納車)

赤口は「赤」という字からも連想される通り、火や刃物に用心するべき日とされている。赤口の日に入籍することは、特に忌まれているわけではないが、縁起を気にして赤口を避け他の吉日を選んだ方が無難と考える人もいる。

結婚式の場合、キャンドルサービスやケーキの入刀のように火と刃物を扱う機会があるため、赤口の日の挙式はよくないとも言われることもある。それだけに赤口の日は式場の予約が他日に比べて取りやすくなる傾向にあり、六曜をさえ気にしなければ混雑に悩まされずに挙式できる可能性もある。

引っ越しに関しては、やはり「火を連想させる」という理由でよくないとされている。引っ越しについて凶日を避ける方法としては、先に大安の日を選んで身の回りの道具を新居に運んでおくという手もある。そのように取り計らうことで、赤口の日に家財道具を運んだとしても「大安に引っ越しを行った」と見なすわけである。

納車に関して赤口は特に影響ないとされる。吉凶を気にする場合、吉とされる正午前後に納車したり、あるいは神社で交通安全祈願のお祓いを受けたりして縁起を担ぐ人もいる。