2020年8月18日火曜日

通貨スワップ

読み方:つうかスワップ

通貨スワップとは、通貨スワップの意味

通貨スワップとは、デリバティブ取引の1つで、取引相手と一定期間の合意のもとに、異なる通貨間の元本と金利をあわせて交換することである。簡単にいうと、海外資金を調達する際に用いられる手法である。英語ではcross currency swap(クロスカレンシースワップ)と表現する。

外貨を利用する場合は、その国の銀行から借り入れるのが一般的だが、金利が高くなるため借り入れがしづらい状況にある。通貨スワップでは、金利を安く抑えることができるというメリットがある。ただし、為替相場の変動によるリスクがあるため、デリバティブ商品と組み合わせるなどしてリスクヘッジすることが多い。

ちなみに、各国の中央銀行が結ぶ通貨スワップ協定とは、自国が通貨危機に陥った際に、協定を結んだ相手国の通貨を自国の通貨の預け入れと引き換えに、あらかじめ定められたレートで融通する条約のことである。