2020年8月18日火曜日

数え年

読み方:かぞえどし

数え年とは、数え年の意味

数え年とは、生まれた年を1歳とし、以後正月になると一歳を加えて数える年齢のことである。正月に訪れる歳神様から1つ年を戴くという意味がある。数え年の計算は、誕生日前は満年齢に2を、誕生日以後は満年齢に1を加える。英語表記はeast Asian age reckoningである。また、a person's ~ calendar yearという表現もある。数え年で61歳は、a person's sixty first calendar year と表現する。

ちなみに厄年は、満年齢ではなく数え年である。厄年とは、人の一生のうち、厄に遭うおそれが多いから忌み慎まねばならないとする年のことである。

数え年の生まれた年を1歳とする理由は、胎内にいる期間を0歳とする仏教の考え方に基づく。命をとても大切にしている考えがある。人が亡くなって2年目の法要を、三回忌というのも数え年に由来する。

本来は数え年で行われる七五三や年祝いは、現在では満年齢でも行われている。満年齢とは、誕生日ごとに1歳ふえる年齢の数え方である。正確には、誕生日の前日の日付が変わる瞬間に年齢が増える数え方が正しい数え方である。つまり、誕生日の前日の午後12時に1歳増える。これは、4年に一度の閏日である2月29日に生まれた者を考慮している。

早生まれは、1月1日から4月1日までに生まれた者である。学校教育法において、小学1年生になるには6歳になった翌日以降に4月1日を迎える必要があるためである。同学年において、遅く生まれているにもかかわらず、早生まれと呼ばれる。早生まれという言葉は、数え年齢に由来する。4月2日以降に生まれた児童が数え年8歳で小学校に入学する。しかし、1月1日から4月1日までに生まれた児童は、それより早い数え年7歳で入学するためである。