2011年4月14日木曜日

津波デブリ

読み方:つなみデブリ
別名:津波漂流物
英語:Tsunami debris
英語:Tsunami Trash
英語:Tsunami waste

津波によってさらわれ、漂流物となった瓦礫。「デブリ」(debris)は瓦礫や残骸といった意味の英語。

津波が発生すると、波が引くと同時に破壊された建物や車、看板、木片、船、遺体、といった、陸上・沿岸の物資が大量に海へ流出する。これによって海洋環境が汚染されたり、海洋生物に悪影響を及ぼしたり、航行中の船を妨げたり、他国の海岸へ漂着して処分に困ったりといった、様々な問題が生じる。

また、津波デブリは一度に大規模に発生しやすい。2011年3月に東北地方太平洋沖地震によって発生した大津波では、流出したガレキの山が20万平米の島を形作っていると報告されている。

日本から太平洋に流出した津波デブリは1年から数年を経てアメリカ西海岸で漂着するか、あるいは数年にわたって太平洋上の海流を漂い続けるという。