2011年4月14日木曜日

昭和三陸地震

読み方:しょうわさんりくじしん

1933年に岩手県の三陸沖を震源地として発生したマグニチュード8級の大地震。昭和8年の出来事であり、明治29年に発生した「明治三陸地震」と共に語られることが多い。

昭和三陸地震は、明治三陸地震津波と同じく、地震の被害よりもむしろ直後に発生した大津波によって甚大な被害がもたらされたことで知られている。

宮城県・岩手県の沿岸地域では津波に対する警戒・対策に力を入れ、水深63メートルの上に建つ世界最大の「石港湾口防波堤」が建設された。しかしながら、2011年(平成23年)3月に発生した東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)では、大津波は石港湾口防波堤をも乗り越え破壊し、広範囲に被害を及ぼした。