2013年4月2日火曜日

国民栄誉賞

読み方:こくみんえいよしょう

1977年に創設された顕彰制度。顕著な業績を残し、国民的に敬愛されている人物を讃えて授与される。

国民栄誉賞は、国民栄誉賞表彰規程にもとづき、内閣総理大臣により授与される。表彰の対象は「広く国民に敬愛され、社会に明るい希望を与えることに顕著な業績があったもの」とされており、年齢や国籍、活躍した分野などは問われない。

国民栄誉賞の最初の受賞者はホームラン世界記録を達成した王貞治である。国民栄誉賞の創設の目的が、王貞治を顕彰するためだったとも言われている。王は学芸の分野には該当しがたいプロ野球選手であり、当時37歳、かつ、外国籍(台湾)であった。

歴代の国民栄誉賞受賞者の例として、美空ひばり、長谷川町子、千代の富士、黒澤明などがある。2011年にはサッカー女子日本代表(なでしこジャパン)が団体として初めて国民栄誉賞を授与された。

2013年4月1日には、元プロ野球選手および監督の長嶋茂雄と、元プロ野球選手・大リーガーの松井秀喜の両名に対して同時に国民栄誉賞が授与されることが決定している。

関連サイト:
国民栄誉賞について - 内閣府