2013年4月2日火曜日

入り首線

読み方:いりくびせん

ローソク足のパターンの1つで、前日が大陰線で、当日の始値が前日の終値よりも安く、かつ、終値が前日の終値よりもやや高くなり陽線になった状態のこと。

入り首線を形成した2日間の値動きを1つにまとめると、下ヒゲの長い陰線になる。これは、相場が下へ強く動き、その後に勢いがなくなって上昇に反転していることを表している。

入り首線は、相場が大きく下降した後、売り圧力が弱まった時に出現することが多い。特に、安値圏で入り首線が出現すると、下降トレンドから上昇トレンドへ転換することが多い。

ちなみに、入り首線に似たパターンに「あて首線」がある。入り首線とあて首線の違いは、当日の終値が前日の終値よりも高いか安いかである。高い場合には入り首線、安い場合にはあて首線になる。当日の陽線は、あて首線よりも入り首線の方が長いため、入り首線のほうが強い足となる。