2020年7月21日火曜日

獅子身中の虫

読み方:しししんちゅうのむし

獅子身中の虫とは、獅子身中の虫の意味

獅子身中の虫とは、獅子の体内に寄生した虫がついには獅子を死に至らせるという意味のこと。恩を仇で返すことや組織内にいながらも害を与える人間のことを指す。獅子身中の虫の語源由来は、獅子はライオンを指し、虫は寄生し攻撃する虫のことである。英語で直接表現すると parasites in a lion になるが、裏切り者を指す traitor も使われる。

獅子身中の虫の類語、対義語

獅子身中の虫の類語には、組織内にいながら組織に害を与えるという意味で「裏切り者」や「飼い犬に手を噛まれる」が挙げられる。獅子身中の虫に明確な対義語は存在しないが、深く信頼することができることや、深く信頼することが出来る相手という意味を持つ「腹心」や、人目のないところでも人や組織を支えているという意味を持つ「縁の下の力持ち」などは対義語として挙げることができる。

獅子身中の虫の例文や使い方

獅子身中の虫の例文は、「まさかアイツが獅子身中の虫になるとは思ってもみなかった」や「彼はこのプロジェクトの獅子身中の虫になっているので、メンバーから外すことを検討してもらいたい」などが挙げられる。

獅子身中の虫の使い方で注意したいのは、獅子身中の虫がネガティブな表現であるため本人に直接言うのは避けたいという点である。なお、トロイの木馬と似ているとされることがあるが、トロイの木馬はスパイであり獅子身中の虫は身内なので使い方は異なる。