2020年8月31日月曜日

役不足

読み方:やくぶそく

役不足とは、役不足の意味

役不足とは、俳優が与えられた役に不満を抱くことである。歌舞伎を語源とする。役不足の語は、現代ではその人の力量に対して役目が容易すぎることの意味として用いられている。例えば、「柔道金メダリストの彼にとって、団体戦の先鋒出場は役不足だろう」のような使い方が挙げられる。この例文は、金メダルを獲得するほどの実力者なのだから、先鋒のポジションでは不満に感じるだろうという意味になる。

一方で、「この度、課長職を言い渡されました。役不足ではございますが懸命に職務を全うする所存です」は、通常は使わない表現である。この例文は、自分は課長職よりもっと高い役職(例えば部長職など)が相応しいのに、自分にとっては朝飯前の課長職に就かされてしまったことを意味するからである。正しい表現は、「力不足ではございますが懸命に職務を全うする所存です」である。

なお、役不足を役者不足と表現するのは誤りである。

役不足の類語、反対語

役不足の類語は、とても容易なことを意味する朝飯前(あさめしまえ)が挙げられる。役不足の反対語は力不足(ちからぶそく)である。