「モブ」とは、どこにでも居そうで特徴がない人・キャラが立っておらず目立ってない人・学校や会社などで発言することが少なく影の薄い存在の人のことを意味する表現。
もともとは、アニメやゲームなどでメインストーリーに関わらない群衆や、名前がないその他大勢のキャラクターのことをモブキャラクター(モブキャラ)と呼ぶことに由来する。 現実世界で、特定の相手に対してモブ(やモブキャラ)と呼ぶことは、極めて失礼にあたるため注意が必要な表現である。
モブとは、モブの意味
モブとは、群衆や野次馬、暴徒という意味である。語源は英語の mob で、理性的ではない群衆、何らかの主張や意思を持たずに行動する連中などの、やや過激的な意味を持つ言葉である。日本で使われるモブは、群衆や野次馬の意味もあるが、たくさん集まっている人やただそこにいる人というニュアンスで使われ、ゲームやコミックの中で多用される傾向にある。モブの対義語
モブの対義語はメインが挙げられる。メインキャラクターといえば、コミックやゲーム、映画などでは主役級を指す。モブキャラクターは、主要ではない登場人物や、背景と同化している名前のないキャラクターを指し、映画では人(モブ)の大勢いる場面をモブシーンと呼ぶ。日本では、ネット上やオタクの間でモブが多用される。ネット用語では、重要な発言がなく、個性がないキャラクターや人物に対してモブと呼ぶケースが多い。
モブは、本来であれば注目されないキャラクターだが、アニメなどに登場する、可愛いが目立たない女性キャラクターに注目してモブ女子と呼称し、支持する人もいる。
アイドルオタク用語で知られるモブオタクは、個性や特徴が見られない平凡な行動を常にとるオタクを指す。モブの語を使った例文としては、「彼はドラマのモブシーンで通行人としてエキストラを演じた」「漫画家になりたいならメインキャラクターだけでなく、背景やモブキャラクターの描き込みも丁寧にすべきだ」などが挙げられる。