2011年4月15日金曜日

貞観地震

読み方:じょうがんじしん
別名:貞観三陸沖地震

西暦869年(平安時代・貞観11年)に現在の三陸沖を震源として発生したとされる大規模地震。「日本三代実録」に記録が残されている。

貞観地震の地震規模はマグニチュード8.3、あるいはそれ以上と推測されている。津波地震であり、地震それ自体の被害もさることながら、併発した大津波(貞観津波)が沿岸地域に壊滅的被害をもたらした。

貞観地震は、「明治三陸地震」「昭和三陸地震」と同様、三陸沖を震源とする「三陸沖地震」に含まれる。三陸沖地震の中でも貞観地震は特に規模が大きく、記録に残る中では日本史上最大の規模であったとされる。

2011年3月11日に三陸沖で発生した東北地方太平洋沖地震は、この貞観地震との類似点が指摘されており、「貞観地震の再来」と形容する専門家もいる。地震の規模も津波の高さも貞観地震に並ぶ、日本史上最大級の地震となった。