2011年4月20日水曜日

プレート境界型地震

読み方:プレートきょうかいがたじしん
別名:プレート間地震
別名:境界型地震
別名:海溝型地震

プレート活動により生じる地震の総称。主に大陸プレートと海洋プレートの境界において、沈み込むプレートに引きずられてひずみが生じたプレートが元に戻ろうとするはたらきによって生じる。

プレート境界型地震のうち、海溝またはトラフを震源とする地震を、特に「海溝型地震」と呼ぶ。チリ地震やスマトラ島沖地震、三陸沖地震(明治三陸地震、昭和三陸地震、東北地方太平洋沖地震)などが、海溝型地震に該当する。大規模なプレート境界型地震の多くは海溝型地震である。

海溝型地震の他に、ヒマラヤ山脈のように造山運動を行っているプレートの境界面で発生するタイプのものもプレート境界型地震に含まれる。

過去に発生したプレート境界型地震には、1923年の関東大震災を引き起こした関東地震や、2011年3月の東日本大震災を引き起こした東北地方太平洋沖地震などが挙げられる。一般的には、プレート境界型地震の規模は「直下型地震」よりも大規模になりやすいとされる。

また、海溝で発生するプレート境界型地震は、アウターライズ地震と呼ばれるプレートの海側の隆起地帯(アウターライズ)で起きる地震を引き起こしやすいとされる。アウターライズ地震は揺れそのものは小さいが大津波を引き起こす。例えば、昭和三陸地震は明治三陸地震により生じたアウターライズ地震だったと言われている。