2014年6月4日水曜日

中高一貫校

読み方:ちゅうこういっかんこう
別名:中学高校一貫教育校
別名:中学校・高等学校一貫教育校

中学校と高校(高等学校)を一体的に運営し、一貫した教育を提供する学校。またはそうした学校経営、教育体制。

中高一貫校の長所のひとつに、高校受験を目的とした勉強の負荷を免れる、という点を挙げることができる。中学高校の課程を柔軟に組むことができるため、中学時から高校の課程に入って前倒しで終了させて、最終学年では大学受験に向けた勉強に専念する、といったカリキュラムの組み方も可能になる。大学進学への取り組みを有利に運びやすいだけでなく、中学から高校へ進学する際の生活や勉強のリズムを乱さずに済むなどの利点もある。

中高一貫校と同様に、小学校・中学校を一体的に運営する体制は「小中高一貫校」と呼ばれる。小中一貫校は、小学校から中学へ進学した際に顕著に見られる「中1ギャップ」が起こりにくいなどの利点がある。

2014年6月現在、文部科学省は小中一貫教育を「義務教育学校」として学校制度に本格的に導入する検討を始めている。義務教育学校の導入にあたっては、中高一貫校との兼ね合いが大きな検討事項のひとつとなる。