2020年1月25日土曜日

ロイヤリティ

英語:royalty
別名:ロイヤリティー
別名:ローヤリティー
別名:ローヤリティ

ロイヤリティとは、特許権・商標権・著作権などの使用料のことである。

英語のroyaltyは、形容詞のroyal(王権の下にある)に接尾辞-tyがついた名詞で「王室」「王権」といった用法が第一義である。日本語における「ロイヤリティ」の語には、「王室」「王権」といった用法はほぼ見当たらず、むしろ「特許権使用料」や「著作権使用料」を指す意味で用いられる。

ロイヤリティとは、最初に発明・発案・創作した人に対して支払う対価である。ロイヤリティは名詞的用法で用いられる。具体的には「ロイヤリティを支払う」や「ロイヤリティが発生する」といった使われ方がある。特許権や商標権、著作権などがかからないことを「ロイヤリティフリー」という。

ロイヤリティの意味の中には「印税」も含まれるが、ロイヤリティが著作権等の権利を使用する個人・法人が著作権等の権利を持っている個人・法人に支払うのに対し、「印税」は書籍や音楽などを管理する出版社や音楽会社が作者に報酬の一部として支払うものである。

  • フランチャイズ契約では、独自のノウハウ伝授の対価としてロイヤリティを支払う。
  • 本ネットワークビジネスでは、獲得した顧客1人につき10%のロイヤリティが発生する。

ロイヤリティは、「ロイヤリティー」や「ローヤリティー」と表記される場合もある。ロイヤリティと綴りも発音もよく似ているロイヤルティ(英: loyalty)は「忠実」や「誠実」といった意味合いで「彼は会社へのロイヤリティが高い」といった使われ方をする。
「ロイヤリティ/ロイヤルティ」のカタカナ表記にはしばしば揺れがある。例えば、店舗に対する信頼や愛着の度合いを「ストアロイヤリティ(英: store-loyalty)」というが、この場合は「loyalty」の意味合いで「ロイヤリティ」とも「ロイヤルティ」とも表記される。

カタカナ表記における「ロイヤリティ/ロイヤルティ」が「royalty/loyalty」のどちらを指すのかという定義は明確には決まっておらず、意味合いも文脈で判断することが多い。