2011年3月21日月曜日

緊急時における食品の放射能測定マニュアル

読み方:きんきゅうじにおけるしょくひんのほうしゃのうそくていまにゅある

厚生労働省によって作成され、平成14年3月に全国の自治体に送付された、原発事故や原子力関連テロなどが発生した緊急時において食品に含まれる放射性物質を測定するためのマニュアルのこと。

「緊急時における食品の放射能測定マニュアル」は、平成12年度の厚生科学研究費補助金特別研究事業「原子力施設の事故等緊急時における食品の放射能の測定と安全性評価に関する研究(主任研究者は国立公衆衛生院放射線衛生学部長の出雲義朗)」の報告書を踏まえ、厚生労働省医薬局食品保健部監視安全課により策定されている。

「緊急時における食品の放射能測定マニュアル」では、「農畜水産食品の放射能汚染に関する食品衛生上の問題を検討するための環境試料である葉菜、原乳及び農畜水産物における放射能の分析方法」(同マニュアル3ページから引用)について取り纏めている。

「緊急時における食品の放射能測定マニュアル」の内容としては、「NaI(Tl)シンチレーションサーベイメータによる放射性ヨウ素の測定法」をはじめとした「食品中の放射能の各種分析法」について紹介している他、「緊急時モニタリング計画における食品の放射能測定・分析」などに関する解説が記載されている。



関連サイト:
緊急時における食品の放射能測定マニュアル - PDFファイル
放射能汚染された食品の取り扱いについて - 厚生労働省