2011年3月21日月曜日

廃炉

読み方:はいろ

原子力関連施設の原子炉を廃止すること。

老朽化や故障などによって機能に支障を来した場合、もしくは来すおそれのある場合に、修繕して採算が合わなければ廃炉とされる。施設の解体と撤去を行う必要があるが、解体により発生する廃棄物は膨大な量に上り、そのうち数パーセントは放射性廃棄物となる。工期は10年がかりとなり、解体作業に必要となる費用は数百億円の規模に上る。

日本では、国内初の商用原子力発電所として建設された東海発電所が、採算性などの問題から廃炉とされ、1998年に運転停止、2001年に廃止措置着手、2008年に初めて放射性廃棄物でない廃棄物の搬出を行っている。

関連サイト:
東海発電所の廃止措置 - 日本原子力発電株式会社