2013年11月22日金曜日

ご当地電力

読み方:ごとうちでんりょく

2013年7月に始まった「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」を契機として、2013年11月現在、全国各地で広がりを見せている地域独自の発電事業。民間企業や地域住民が自治体と協力して、小規模な電力会社を運営する形を取っている例が多い。市民が主体となって行う取り組みという色合いが強いことから、「市民電力会社」の一例とされることもある。

ご当地電力で採用される発電方法は、主に太陽光発電、バイオマス発電、小型水力発電、風力発電などの、再生可能エネルギーを用いた方法である。「地産地消」をキーワードとし、環境負荷が少ないことがアピールされている例が多い。発電された電気は固定価格買取制度を利用して売電され、その収入が発電設備の維持運営や出資者への配当などに充てられる仕組みになっている。

ご当地電力は、電力の自治を地方分権推進の手段として利用する側面や、一般電気事業者による独占体制からの脱却(電力自由化)や「脱原発」の推進という側面を持つ場合もある。