「ミーハー」という言葉の語源は何なのか、何の略なのか、そうした由来は諸説あるが、このミーハーという言葉が生まれた時代(昭和初期と推定される)の典型的な女性の名前(の愛称)である「みいちゃん」「はあちゃん」を略した言い方である、という説がよく知られている。俳優の林長二郎のファンが語源とする説などもある。英語ではGroupieなどと表される。
ミーハーの対義語には一つの物事に対して熱心なことを指す「一途」「オタク」が挙げられるが、その他に周囲に流されないという意味で「クール」という表現も出来る。類語には「新しい物好き」「目移りしやすい」などがあるが、軽率で周囲に合わせることに長けているという見方から「お調子者」を類語とする場合もある。ただし、ミーハーと同じような使い方は不可能で、言い換えというより意義上の類語というイメージが強い。他方、ミーハーという言葉自体が死語とされている風潮があり、同じような意味で用いられている言葉には「にわか」があり、ミーハーの現代的な言い換えとしては最も一般的だろう。その他に「軽い」という点からミーハー的なファンを「ライト層」「ライトオタク」などと呼称するケースも多くみられるが、揶揄したり見下したりするようなニュアンスが含まれているので使用には注意が必要だ。