2020年7月13日月曜日

参画

読み方:さんかく

参画は「計画に加わる」ことを意味する語。事業や政策の計画について、実行段階からでなく計画の段階から加わる、という意味合いで用いられることが多い。参画の読み方は「さんかく」。英語では 「take part ~」というイディオムで訳されることが多い。参画の類語としては「参加」「関与」「参与」「干与」等が、対義語としては(文脈にもよるが)「脱退」「離脱」などが挙げられる。

参画の「参」の字は「参加」「参戦」などのように「加わる」という意味で用いられることが多々ある。「画」の字は「えがく」という意味合いを根底に持ち、「絵を描く」「区切る」「はかりごとをする」といった幅広いニュアンスを含む字である。

参画の使い方しては「参画意識を持つ」「彼はプロジェクトの参画者だ」「経営に参画する」など。主に行政に関してやビジネスシーンでよく使われる。1999年に「男女共同参画社会基本法」が制定されたことを機に、知名度が高まり、よく使われるようになった。

「参画」と「参加」は、どちらも「ものごとに加わる」という意味を持つが、ニュアンスが異なる。参加はものごとの一員として加わる、またはすでにあるものに加わることを意味する。一方、参画は事業や政策を立ち上げる段階から加わることを意味する。例えば「法案の作成に参画する」と言っても、「町内会の理事会に参画する」とは使わない。どちらを使うべきか迷ったら参加を使うのが無難だが、参画はものごとに主体的に加わるニュアンスを持つので、より積極的な意志を伝えたい時は「参画」のほうが好まれるかもしれない。