ラフとは、ラフの意味
ラフとは、素朴や粗雑という意味をもつ言葉である。英語では、rough と表現する。ラフなデザインの服と言えば、細部に工夫を凝らさず、シンプルで大雑把な造りの衣類を意味する。ラフには形式張らずに気取らない自然な感じというニュアンスが含まれ、ラフなファッションが直ちにだらしない格好を意味する訳ではない。インフォーマルでカジュアルなスタイルが、ラフなファッションである。
ラフの対義語
粗い、粗雑の意味を持つラフの対義語としては、スムーズ(滑らか)やデリケート(繊細)が挙げられる。さまざまな分野におけるラフの意味
ゴルフ用語としてのラフは、ボールを打ちやすいように芝が短く刈られたフェアウェイの対義語で、芝が伸びていてボールのコントロールが難しいエリアを指す。ラフドラフトのほか、ラフ案やラフ原稿といったように、細部を整えるまでに至っていない大雑把な原案や粗削りの原稿にラフを付けることが多い。同様に、ラフスケッチは、後で丁寧に仕上げるつもりで、とりあえず風景の全体像を大雑把に描いた絵画を指す。
ラフには、粗暴という意味もある。スポーツのラフプレーは、相手に怪我をさせるようなルール違反の乱暴な行為を指す。ラフプレーを繰り返す選手は退場させられることもある。
カタカナでラフと表現した場合、rough の他に laugh も挙げられる。laugh は「声を出して笑う」という意味である。