2022年1月25日火曜日

目的と目標の違い

「目的」は、最終的に目指すもの、理想とする姿を指しており、長期的なものや、抽象的なものになる場合が多くなっています。一方、「目標」は、掲げた「目的」を達成するために、設定される目印のことを指しています。短期的なものや、具体的なものが求められ、さらに、目的を達成するためには、ほどよい高さのレベルにしておくことも大切です。「目的」や「目標」は、ビジネスシーンで使われることが多く、上手に活用することでモチベーションアップやステップアップが図れると言われています。

「目的」「目標」の読み方・意味は?

「目的」は、「もくてき」と読みます。「これから成し遂げようと目指す事柄」や「目指す姿」など、最終的に到達したいことを指しています。最終地点やゴールとも言えるでしょう。登山で言えば、山頂にあたる部分です。また、「目的」は「何のために達成したいのか?」「何をしたいのか?」という問いかけによって明らかにすることができます。手に入れたい理想の姿でもあるため、抽象的な表現となっていたり、長期的な内容に設定されていることが多いでしょう。「目的」は、チーム全員に共有認識を持たせ、方向性を示すという役割も担っています。

一方、「目標」の読み方は「もくひょう」です。「目標」の場合、通過点や目印といった意味合いを持っています。目的という最終地点に向かうために、設定される目印のことを指しているのです。山頂にたどり着くまでに経由するポイントや、時間配分などがこれにあたるでしょう。つまり、その目的を達成するために必要なプロセスと言えます。そのため、ひとつの目的に対して、目標はひとつだけとは限りません。複数の目標が掲げられることも多いでしょう。また、「目標」には短期的なものや、具体的なものが挙げられます。「目的」と「目標」はどちらも密接なつながりがあり、「目標」は「目的」の存在があって、はじめて作れるものです。この二つの言葉の意味や違いを明確にすることで、理想とする地点までスムーズに到達できるようになるでしょう。

「目的」「目標」の使い方、使い分けは?

「目的」はゴール、そして「目標」はそのゴールに到達するために必要な手段です。例えば、ビジネスシーンではしばしば、「自社商品でお客様を喜ばせる」などとった目的が掲げられることがあります。この場合、「この最終的な地点へたどり着くために、社員はどうすればよいか」を考える必要が出てくるでしょう。例えば、「コストパフォーマンスを上げるために、〇%のコストダウンをする」「月1回研修を行い、営業力をアップさせる」「顧客アンケートから改善点を見つけ出し、商品を改良する」などが目標として設定できるようになります。「目的」に比べて、「目標」はそれぞれ具体的な内容で、数値などを使うことが多いです。そのため、「目的」にたどり着くまでに、まずはどのような行動を取ればよいのかが分かりやすくなります。効率良く業務を進めるために、「目的」と「目標」を明確にすることが大切なのです。

次に、「痩せる」ことを「目的」にした場合を例に挙げて説明していきます。この場合、「痩せるためにどうすればよいか」を考えると、自然と「目標」がいくつか設定できるでしょう。「夜8時以降に食事をしない」「毎朝6時に起きてジョギングを30分する」など、痩せるために取り入れたい方法がいくつも考えられます。ただ単に「痩せる」という目的を思い描いているだけでは、何の解決にもなりません。そこで、痩せるためにいくつかのポイントを設定することで、着実に一歩ずつ前に進んでいけるようになります。挫折を防ぐためにも、目標には、頑張れば実現できそうな内容のものを設定し、難易度を上げ過ぎないようにすることが大切です。その他にも、勉強や美容など、様々な分野でこの「目的」と「目標」の考え方が活用できます。

「目的」「目標」の用例・例文

「目的」の用例・例文
・私にとって次の大会の目的は、優勝することです。
・弊社の目的は、自社ブランドを世界一にすることです。
・目的が明確になれば、モチベーションも上がるでしょう。
・本来目標になる部分が目的化してしまうと、よい仕事はできません。

「目標」の用例・例文
・大会で優勝するために、体幹トレーニングを毎日1時間行い、体づくりを徹底することを目標にします。
・この目的を達成するために、必要な目標を3つ挙げて下さい。
・自社ブランドを世界一にするために、売上で前年度よりも〇%アップを目標として掲げます。
・目標のレベルが高すぎるので、少し見直してみよう。
・目標を設定し、PDCAサイクルを回すことが大切です。
・私にとって、その目標は簡単すぎます。